フェデックス配達車、無謀運転 ナンバー隠しで速度取締りを回避

 

 

フェデックス配達車、無謀運転

ナンバー隠しで速度取締りを回避

 

 

 ブルックリン区カナーシーのフェデックスの配達車両がナンバープレートを隠して、無謀運転を繰り返し、住民の安全を脅かしている。ニューヨークポストが29日、報じた。

 同紙の調べでは、同区東108丁目の同社集配センターを出発する車両の多くが、自動速度取締り機を回避するため、ステッカーやテープ、配達通知などでナンバープレートを隠していた。こうした車両が、4時間で17台確認されたこともある。出発後の2分間に3台の取締り機を回避した車両や、信号無視をする車両も確認されているという。

 多くの車両は猛スピードで無謀運転を繰り返している。地元住民らは「道も渡れない」と述べ、いつか事故が起きることを懸念している。同紙が確認した車両のうち、東108丁目を南東に下った車両はすべてナンバーが隠されていた。一方、スタンレー・アベニューを北東方向へ進んだ車両は、ナンバーを隠さず安全速度で走行していた。

 汚れや覆いなどでナンバープレートが識別不能な状態で道路を走った場合、車両交通法違反で出頭を命じられる可能性もある。同地域を代表するアイネズ・バロン市議(民主)は、ナンバー隠しの取締りと、運転手への責任追及を呼びかけた。
 

 フェデックスの広報担当者は「危険で違法な行動の報告を真剣に受け止め、問題に対処するため適切な措置を講じる」としている。


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