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共同通信
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【ニューヨーク、ロンドン共同】欧米の主要な自動車大手7社の2021年1~6月期決算が4日、出そろった。新型コロナワクチンの接種進展を背景に需要が回復。全7社が黒字を確保した。経営危機からの脱却が鮮明になった。
コロナ禍によるサプライチェーン(供給網)の混乱が収束せず、各社とも半導体不足による減産を余儀なくされた。販売台数は追わず、利幅が大きい高級車や大型車に経営資源を集中。値引き販売の抑制も奏功した。
GMのバーラCEOは「複雑で流動的な半導体不足への対応」を引き続き課題に挙げた。電気自動車(EV)の開発など、環境規制対応を巡る競争激化も焦点となる。