WHO、3回目接種に異議

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共同通信
WHOのテドロス事務局長(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は4日の記者会見で、一部の国が開始を決めた新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について「少なくとも9月末まで」の一時停止を求めると述べた。依然として接種が進んでいない発展途上国への公平供給を優先させるためとしている。

 テドロス氏は各国が感染力の強いデルタ株から国民を守ろうとしていることは「理解する」と指摘した上で、3回目接種の一時停止期間を設けることで、全ての国のワクチン接種率を少なくとも10%に引き上げることができると主張した。