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共同通信
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【ナイロビ共同】エチオピア北部での連邦政府とティグレ人民解放戦線(TPLF)の紛争で、TPLFは7日までに世界遺産の岩窟教会群で知られる北部アムハラ州のラリベラを支配下に置いた。ロイター通信が伝えた。多数の住民が避難を強いられ、有数の観光地だった世界遺産の保全も懸念されている。
ラリベラの住民はロイターに、武装したTPLFの戦闘員数百人を目撃したと証言した。連邦政府に協力する立場を取ってきたアムハラ州政府の当局者らは、既にラリベラを脱出したという。
米国務省のプライス報道官は「TPLFに、この文化遺産を守るよう求める」と述べた。