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2021.08.07 その他記事

ドイツ、大本営に武官派遣計画

Published by
共同通信
「総統への覚書」(左上)と題されたドイツ外務省の文書。1942年8月25日の日付(右)入りで、国防軍最高司令部の計画が記されている(共同)

 【ベルリン共同】太平洋戦争中の1942年、ドイツ軍部が同盟相手だった日本の大本営と海軍中枢に海軍武官を送り込もうとしていたことが7日までに、共同通信が閲覧した当時のドイツ外務省の文書で分かった。ドイツ海軍代表の立場で日本の情報収集を狙ったが、日本政府や陸海軍が反発。ドイツ政権内でも意見が対立し、計画は実現しなかった。

 戦時下の日独関係に詳しい成城大の田嶋信雄教授は同計画について、これまで一般にほとんど知られていない事実で、当時の両国の内情を示す史料だと指摘している。

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