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共同通信
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静岡県熱海市で発生した大規模土石流の起点となった土地で2011年、盛り土に排水設備を設ける工事が行われたものの、わずか2カ月後に中止になっていたことが9日、関係者への取材で分かった。工事代金を巡り、土地の所有者側と施工業者がトラブルになったことが原因。現在の所有者が、条例で設置が義務付けられた排水設備が未完成であると認識していたにもかかわらず、10年近くにわたり必要な措置を講じていなかった可能性がある。
県は土石流発生直後の現地調査で、排水設備がなかったとみられることを確認。排水設備の不備が土石流を引き起こした可能性もあるとみて経緯を詳しく検証している。
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