シティバイクのただ乗り横行
QRコードをすり替える巧妙な手口にご注意
シティバイクのただ乗りが横行している。利用者が被害を受けることがあり、注意が必要だ。 ニューヨークポストが7日、伝えた。
手口は巧妙だ。ドッキングステーションにある2台の自転車のQRコードをすり替える。利用者がスマートフォンのアプリで予約した自転車のロックを解除しようとしても使えず、QRコードをすり替えた別の自転車のロックが解除され、犯人はそれに乗って走り去るという具合。これで犯人は3ドルの得をする。万が一その自転車が紛失したり盗まれたりした場合は、利用者に1200ドルの請求がいく可能性がある。
「日常茶飯事だ」と話すのはヘルズキッチンのアマチュア探偵、リチャードさん。西43丁目と10番街の角で起きた事件をビデオに収めた。交流サイト(SNS)に投稿した利用者もいる。「私のスマートフォンをQRコードにかざすと、近くの自転車のロックが解除された音がした。すぐにQRコードがすり替えられたと気がついた。敵もあっぱれだが、迷惑この上ない」。
シティバイクの広報担当者は「この問題は認識している」と回答。「QRコードのステッカーを変更することを含め、対策を検討中だ」としている。シティバイクは人気が高まっている。今年の6、7月の利用回数は620万回以上で、史上最多を記録した。
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