ロングアイランドで闘犬組織摘発
史上最多の犬89匹を保護
ニューヨーク州やサフォーク郡の警察関係者は9日、闘犬組織を摘発し、10人の男を逮捕。史上最多の犬89匹を保護した。同日、ニューヨークポストが伝えた。
この組織はロングアイランドだけでなく、ニューヨーク市やコネチカット州を含む広域で活動。ピットブルを違法な闘犬として扱いブリーディングを行っていた。生後6カ月から戦い方を教えるなど悪質。闘犬では賭けも横行し、犬が傷ついたり死んだりすることもあった。容疑者は負けた犬を容赦なく殺していた。
捜査は今年初めから始まり、7月31日と8月1日にサフォーク郡などで家宅を捜索。32〜80歳の男10人を逮捕した。有罪が確定すれば、4年間までの禁錮、2万5000ドルまでの罰金またはその両方が課せられる。
同時に、地下室やガレージなどに劣悪な状態で飼われていた犬89匹を保護。エサや水を与えられていない犬もおり、多くは傷を負ったり、歯が折れたりして、恐怖に満ちた表情を示していた。保護に協力した動物虐待防止協会(ASPCA)の上席法律顧問、エリザベス・ブランドラー氏は「闘犬は至る所で行われている。今後も撲滅に向けて目を光らせていく」と話している。サフォーク郡では動物虐待に対する法律や取り締まりを強化する動きがでている。
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