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共同通信
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【サンパウロ共同】南米チリは11日、新型コロナウイルスの中国製ワクチン接種完了者を対象に「ブースター」と呼ばれる3回目接種を開始した。チリ政府が発表した。チリは迅速に接種が進むが感染が収まらない期間が続き、大半が接種する中国製ワクチンの有効性の低さなどが指摘されていた。3回目は英アストラゼネカ製か米ファイザー製。
英大学研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」によると、国民の約67%が接種を完了。うち7割超が中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製を受けた。55歳以上については、1カ月で200万人の接種を目指す。