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共同通信
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パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)での資金集めに力を入れている。取引の匿名性が高いためで、5月のイスラエル軍との戦闘以降、寄付が急増。ハマスをテロ組織に指定し敵対するイスラエル政府は口座差し押さえなどの対策を強めている。
仮想通貨分析企業「エリプティック」によると、ハマス軍事部門がビットコインによる資金集めを始めたのは2019年1月で、今年6月3日までに10万8千ドル(約1200万円)相当を集めた。当初は月に数千ドル程度だったが、戦闘が始まった5月10日からの1カ月弱だけで7万3千ドルに上った。