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30年超服役の男性2人、釈放
それぞれの殺人事件で判決取り消し

別々の事件で30年以上にわたり服役していた黒人男性2人が9日、それぞれ釈放された。ニューヨーク州の司法当局はいずれも「不当な判決」と判断、実刑判決を取り消した。ニューヨーク・タイムズが同日、報じた。
新型コロナウイルスの感染拡大後、ニューヨーク市では銃犯罪が激増している。容疑者の検挙を強く求められている中、今回の冤罪認定は警察や検察の捜査当局に警鐘を鳴らした形だ。
釈放されたのは、カールトン・ローマン氏とクリストファー・エリス氏。ローマン氏は1989年にクイーンズ区で起きた殺人事件を巡り、殺人罪などで起訴された。犯罪歴はなく、事件時は婚約者と乳児を連れて用事を済ませていた。婚約者はアリバイを証言していたものの、別の証言に基づき逮捕された。当時、26歳だった。
エリス氏は90年のロングアイランドで発生した殺人事件に絡み、92年に殺人罪などで有罪判決を受けた。逮捕時は20歳で、長男は生後数ヶ月。事件当時は、弟の誕生日パーティーでDJをしていた。エリス氏の事件関与を否定する目撃者について、捜査時に警察が検察官に伝えていなかったことが判明した。
ローマン氏の弁護士は80年代後半から90年代前半に関し「有罪にできるかどうか疑わしい証拠を用いて、重大事件を裁判に持ち込もうとする傾向があった」と指摘している。
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