2021.08.12 その他記事

入管庁、遺族に映像の一部開示

Published by
共同通信
映像の開示後、入管庁の対応を涙ながらに批判する妹のワヨミさん(右)とポールニマさん=12日午後、東京都千代田区

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)の施設に収容中だったスリランカ人女性(33)が死亡した問題で、上川法相は12日、都内で遺族と面会し謝罪した。出入国在留管理庁は同日、生前の様子を収めた監視カメラ映像の一部を遺族に開示した。

 入管庁によると、来日中の妹らが訪問。同庁の佐々木長官も謝罪した。

 映像は約2時間に編集されたが、映像を見てショックを受けた遺族が体調不良を訴え、この日は半分ほどにとどまり、残りは後日開示されることになった。

 開示後、遺族は「姉は殺された。誰が見ても病状が悪化していた。人間の扱いをしていない。ビデオは一部ではなく全て見たい」と訴えた。

RELATED POST