米で白人が初めて減少
国勢調査、多様化進む
【ワシントン共同】米国勢調査局は12日、2020年に実施した10年に1度の国勢調査を巡る詳細結果を発表し、前回調査に比べて白人(中南米系のヒスパニック除く)が減り、全人口に占める割合が60%を下回った。AP通信によると、1790年の調査開始以来、白人の減少は初めて。ヒスパニックやアジア系、複数の人種と認識する人が増えており、米社会の多様化が一層進んだことを浮き彫りにした。
米メディアによると、非ヒスパニックの白人は10年前より約500万人、2・6%減少。多数派は維持したが、割合は63・7%から57・8%に落ち、過去最低。出生率の低下が影響しているもよう。
→ 最新のニュース一覧はこちら←