NY州、医療従事者にワクチン義務化
企業や教育機関にも義務化を呼びかけ
ニューヨーク州のクオモ知事は16日、州内の医療従事者にコロナワクチン接種を義務付けると発表した。
病院の他、高齢者施設や介護施設の職員も対象。9月27日までにワクチンを受けなければならない。ただし、医療上または宗教上の理由があれば例外的に免除される。クオモ知事は「陽性反応者は過去6週間に1000%も上昇した。その80%はデルタ株だ」と指摘。「蔓延防止のために行動を起こす必要がある。医療従事者に先陣を切ってもらいたい」と話した。クオモ氏は、企業や教育機関でも従業員や職員にワクチン接種を義務化するよう強く呼びかけている。
クオモ氏はすでにニューヨーク州都市交通局(MTA)やニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)の職員および全ての州職員に対するワクチン義務化を発表している。接種を受けない場合は毎週、コロナ検査の陰性証明を提出することが求められる,今回の方針はホークル次期知事にも引き継がれる。
クオモ氏はまた、米疾病対策センター(CDC)が先週発表した方針に基づき、免疫不全者への3回目のワクチン接種も承認した。がん治療を受けている患者や臓器移植後で免疫抑制薬を投与されている人などが対象となる。
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