「数独のゴッドファーザー」鍜治真起氏 死去
2億人がチャレンジしたパズルの生みの親
「数独のゴッドファーザー」として知られるロジックパズル制作者の鍜治真起氏が、今月10日に東京の自宅で亡くなった。69歳だった。17日、ニューヨークタイムズが報じた。
故人が共同設立したパズル会社ニコリが17日に発表。同社は声明のなかで、死因は胆管がんだったと述べた。
鍜治氏は1980年、幼馴染2人とニコリを設立。1990年代後半にはニューヨークとロンドンの出版社に「数独」を掲載するまでに成長した。その後もパズルは世界中の何百もの新聞、雑誌、出版物に掲載され、100か国で推定2億人が「数独」を解くまでに広まった。世界選手権も毎年開催されている。
「数独」の商標登録が遅れたことで鍛冶氏の報酬はわずかだったという。しかし鍛治氏は生前のインタビューで「私は「数独」をお金のためではなく、ゲームを愛するがゆえにやっている。私たちにはこれまでに沢山の収穫があった」と語っている。
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