早産の母子受け入れ、45分経過

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共同通信

 新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった妊娠29週の30代女性が千葉県柏市の自宅で早産し、男の赤ちゃんが死亡した問題で、市は19日、女性が17日に出産した後も市保健所管内の医療機関との受け入れ調整が難航し、女性と赤ちゃんが病院に到着した時点で出産から45分以上が経過していたと明らかにした。それ以前にも県や市が受け入れ要請を続けたが、実現しなかったことも分かった。

 市が女性から聞き取った話によると、生まれたばかりの赤ちゃんは息をしていたというが、病院で死亡が確認された。

 市は「コロナを診た上で、産科にも対応できる医療機関は非常に限られる」としている。