米副大統領、東南ア2カ国訪問へ

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共同通信
ハリス米副大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米政府高官は19日、ハリス副大統領が22日から就任後初めて訪れるシンガポールとベトナムで、米国の東南アジアへの「永続的な関与」を示し、連携強化を図ると強調した。南シナ海などで影響力を拡大する中国をけん制する狙い。新型コロナ対策や経済協力、安全保障を協議する。米副大統領がベトナムを訪問するのは初めてとなる。

 駐留米軍撤退に伴うアフガニスタンの混乱を受け、米国に対する同盟国や友好国の信頼が低下しているとの指摘がある。ハリス氏の訪問を通じて東南アジアの金融中心地シンガポールと、かつて戦火を交えたベトナムとの友好関係をアピールする方針。