ハーレムのレジオネラ症クラスターを調査
ニューヨーク市保健局
新型コロナウイルスが収束していない中、ハーレムでレジオネラ症が発生。市保健局は対応に追われている。18日、amニューヨークが報じた。
市保健局の発表によると、9日から17日までに同地区の9人がレジオネラ症で入院、うち7人が50歳以上だった。現在までに死亡は報告されていない。
クラスターは郵便番号10037と10039で発生。市保健局のデイヴ・チョクシ博士は18日の声明で「インフルエンザのような症状のある人は、早期診断を受けてほしい。被害地(ハーレム地区)に住んでいる場合は、レジオネラ症の検査も必要だ」と述べた。
レジオネラ症は肺炎の一種で、感染すると、発熱、悪寒、筋肉痛、咳などの症状を示すことがあるため、新型コロナウイルスの症状にも似ているという。
市の医師は「レジオネラ菌に感染してもほとんどの人は発病しないが、50歳以上で、特に喫煙者や慢性肺疾患を患っている人は、リスクが高い」と述べた。
感染原因は、冷却塔、ジェットバス、温水浴槽、加湿器、温水タンク、大型空調システムの蒸発凝縮器などの温水で増殖するレジオネラ菌を吸い込むことでレジオネラ症にかかることが多い。現在、保健局による冷却塔システムの水質調査が進んでいる。
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