ワクチン、デルタに非常に有効
接種で感染80%予防、入院確率90%減
米疾病予防管理センター(CDC)とニューヨーク州保健局が18日に発表した新たな調査結果で、新型コロナウイルスのワクチンは、驚異的な感染力を持つとされているデルタ変異株に対しても、非常に有効であることがわかった。ニューヨークポストが同日、報じた。
調査結果によると、5月3日から7月25日までの間に、ワクチンは感染を約80%防いだ上、入院の確率を90%以上減らしていた。変異前のウイルスに対する最大92%の感染予防効果と比較すれば劣るものの、ニューヨーク大学グローバル公衆衛生学部の学部長であるシェリル・ヒールトン教授は「79%以上の効果があり、これまでで最も効果的なワクチンの一つである」と述べた。
入院に対するワクチンの予防効果にはまったく変化はみられず、デルタ変異株に感染しても、ワクチンを接種していれば、病院に入院する確率は年齢層に応じ92~95%削減されていた。ニューヨーク市立大学公衆衛生学部の学部長、アイマン・エル=モハンデス博士は「ワクチン接種を受けていない場合、感染するか病院に行く可能性が10倍高くなる」と述べている。
市のワクチン接種率は、新たな命令や取り組みが展開されたことに加え、デルタ変異株への懸念が高まったことで、夏の最低値から80%急上昇していた。
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