国と都、病床確保を要請へ

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共同通信

 厚生労働省と東京都は23日、改正感染症法に基づき、都内の医療機関に対し、新型コロナウイルス患者向けの病床確保と最大限の患者受け入れを要請すると発表した。2月に同法成立後、国としての要請は初めて。感染者急増による病床逼迫を受けた対応。医療機関が人員不足など正当な理由なく要請に従わなかった場合は勧告し、従わなければ病院名を公表することができる。

 同日、田村憲久厚労相と小池百合子知事が直接面会し、正式に決めた。都道府県レベルでは奈良県や大阪府が4月に要請している。

 田村氏は記者団に「厳しい状況を乗り切るために、よろしくお願いしたい」と述べた。