メトロ硫酸事件、入念に計画か

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共同通信
硫酸とみられる液体をかけ逃走した男の姿が写った防犯カメラの画像(警視庁提供)

 東京都港区の東京メトロ白金高輪駅で男女が男から硫酸とみられる液体をかけられるなどして負傷した事件で、男が手袋を着けていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は自分に付着しないよう入念に計画していたとみて、傷害容疑で逃走した男の行方を追うとともに防犯カメラの画像を同日未明に公開し、情報提供を呼び掛けている。

 捜査関係者によると、男が右手に手袋を着け、ショルダーバッグから瓶を取り出し、上りエスカレーターで追い抜きざまに液体をかける様子が防犯カメラに写っていた。男性(22)は顔や肩などにやけどを負う重傷で、搬送時に「目が見えない」と話していた。