NY州で女性知事誕生
「辣腕家チームでコロナに打ち勝つ」とホークル氏
ニューヨーク州のホークル副知事(62)が24日未明に宣誓を行い、第57代ニューヨーク州知事に就任した。州史上初の女性知事だ。同日、USAトゥデーが報じた。
バッファロー市が地盤。ニューヨーク市に軸足を持たない知事という点でもまれな存在だ。地元ハンバーグ町行政委員やエリー郡書紀を歴任。2011年には連邦下院議員の特別選挙で有力候補を破って当選した。15年から副知事を務めており、地方、連邦、州の政界での経験は豊かだ。
問題は山積している。州内で猛威を振るうデルタ株と経済回復の遅れをどう克服するかが最大の課題。全米女性機構(NOW)ニューヨーク支部のソニア・オソリオ支部長は「コロナ禍で特に女性は深刻な影響を受けた。女性の経済的機会改善を最優先に扱ってほしい」と期待を寄せる。
ホークル氏は同日、ヒラリー・クリントン元上院議員の側近で、JPモルガン・チェースの世界的慈善活動の責任者だったカレン・パーシチリ・キーオ氏を秘書官に任命。州経済発展促進部門(エンパイア・ステート・ディベロップメント)のエリザベス・ファイン上席副社長を法律顧問として迎え入れた。ホークス氏は声明文で「知事として辣腕家チームを編成する。コロナに打ち勝ち、ワクチン接種を推進して、経済を強固なものにしたい」と抱負を語った。
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