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共同通信
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【台北共同】猫の密輸に厳罰を―。台湾当局がペット用猫の密輸業者を摘発し、見つかった154匹全てが伝染病対策のため「安楽死」させられたことで業者への怒りと批判が相次いでいる。蔡英文総統は業者に対する「最も厳しい非難」を表明し、再発防止のため法改正を約束。担当部門が厳罰化に向けた法改正手続きに乗り出した。
台湾紙などによると、台湾の漁船が台湾西側の海上で別の船から猫を受け取り、密輸を図ったところを海巡署(海上保安庁に相当)が摘発した。当局は「狂犬病が発生している中国」からの猫と断定、防疫当局が今月21日に伝染病拡大を防ぐために殺処分とした。