1500教室で換気工事が必要
NY市、新学年スタートを控え
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で迎える新学年のスタートを控え、ニューヨーク市にある公立学校のうち、1500以上の教室で換気の修理・工事が必要であることがわかった。100あまりの教室については無期限に使用できない状態になっている。ゴッサミストが30日、伝えた。
市教育局(DOE)は、学校再開前に修理を終えることを約束。過去1年間では、数百の教室で工事が行われた。ニューヨーク市では、全米最大の100万人に上る児童・生徒が公立学校に通うための準備をしている。ただ、工事が必要とされる1500もの教室が、来月13日の学校開始時に授業で使われるかどうかは未解決のまま。修理中の教室は、工事が終わるまで使用が許可されないとのガイドラインもある。DOEは、大型の空気清浄機の購入や、カフェテリアへの窓型換気扇の設置も予定している。
昨年は、約60%の児童・生徒がオンラインでの学習を選択した。ことしは、ほぼすべての子どもたちが対面授業に臨む。ニューヨーク州ではここに来て、コロナウイルスのデルタ株に感染し入院する子どもが増えている。12歳以下はワクチンを接種できないことが背景にあるが、国立衛生研究所のフランシス・コリンズ所長は「(12歳以下の)年内承認は期待できない」と釘を刺す。
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