11カ月のピューマ移送される 「飼うことは地域全体に危険もたらす」

 

 

11カ月のピューマ移送される

「飼うことは地域全体に危険もたらす」

 

 

 先週、生後11カ月のピューマ「サーシャ」がニューヨーク市内のアパートからブロンクス動物園に連れて行かれた。市はヒョウやトラと同様、ピューマを飼うことを禁じており、飼い主がアーカンソー州の野生生物保護施設に連絡したことを受けた措置。動物園で獣医師らからケアを受けた後、同施設に移送される。ゴッサミストが8月30日に伝えた。

 動物園への移送を手伝ったケリー・ドニサン氏は「今回のように、単なる野生動物ではなく、良いペットになるとの間違った夢を売りつけられた飼い主の心の傷を見てきた。このピューマは、飼い主がピューマがアパート生活に適さないと気づいたため、幸せだったのだろう」と話す。

 ニューヨーク州環境保全局のバジル・セゴス長官は「ピューマのような野生動物は、ペットではない。若い時は可愛いいかもしれないが、その先は予測不可能で危険な存在に成長する可能性がある」と警鐘を鳴らす。ブロンクス動物園のジム・ブレニー園長も「個人が大きなピューマを飼うことは、飼い主や飼い主の家族、さらには地域社会全体に危険をもたらす」と語っている。

 過去には、2003年10月、トラがマンハッタン区ハーレムのアパートから運び出された。この時は、飼い主がトラに噛まれたと病院に行ったため発覚した。1930年代には、ニューヨーク市内のアパートでパンダと暮らしていた女性がいた。

 


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