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重罪事件の起訴、取り下げ増加
NY市「経験豊富な検察官が減少」

ニューヨーク州刑事司法サービス局のデータによると、ニューヨーク市で昨年、約6500人の重罪容疑者が起訴を免れていたことがわかった。ニューヨークポストが8月31日、報じた。司法関係者は、起訴数の減少について「転職や退職により経験豊富な検察官の減少」や「経験の浅い検察官や警官が裁判を困難にしている」「地方検事の政治的性質、法改正」などが原因であると指摘している。
市検事局は昨年、3万8635件の重罪事件のうち、16.9%を不起訴としていた。パンデミックの影響で裁判所が閉鎖されていたこともあり、20年に解決した事件の数は、19年の6万9119件から44.1%減少。起訴が取り下げられた容疑者数は、19年の5985人から6522人に増えていた。
昨年、不起訴となった重罪事件の数が最も多かったのはブロンクス区で、28.5%にあたる2408件が取り下げられた。マンハッタン区で昨年、不起訴となった事件の数は、19年の7.6%から11.7%に増加。クイーンズ区では5%から9.9%に、スタテン島では4.8%から8.2%に増加していた。一方、ブルックリン区では、19年の41.5%から21.1%に半減した。不起訴件数が昨年増えたのに伴い、有罪・実刑判決の数は急減。19年には、重罪事件の7%に長期、7.2%に短期の実刑判決が下っていたが、20年に下された実刑判決は3.8%にとどまった。
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