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共同通信
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任期満了に伴う茨城県知事選は5日投開票の結果、無所属現職大井川和彦氏(57)=自民、公明、国民推薦=が、無所属新人の茨城大名誉教授田中重博氏(74)=共産推薦=を破り、再選が確実になった。
1期目の大井川県政への評価や、日本原子力発電東海第2原発(同県東海村)の再稼働問題が主な争点となった。
大井川氏は選挙戦で、企業誘致の推進や県民所得の向上といった実績を強調。連合茨城や農協の政治団体などからも推薦を得て、幅広く支持を集めた。
田中氏は、大井川氏の県政運営を「利益重視」と批判し、東海第2原発の廃炉も訴えたが、及ばなかった。