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共同通信
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【パリ共同】フランスのマクロン大統領は14日、北部ルベで演説し、治安改善に向けた警察改革案を発表した。内務省予算を来年は約15億ユーロ(約1900億円)増額し、市中で見回る警官の数を今後10年以内に2倍にしたいと訴えた。
改革案は、警官の職務環境改善を図ろうと政府が重ねた円卓会議の成果だが、来年5月までのマクロン氏の1期目任期内には実現しない内容も多い。マクロン氏は再選出馬を明言していないが、その意思は明らかで、公約の一部とする考えとみられる。
マクロン氏は「国民を安心させ、犯罪者を思いとどまらせるよう(見回りの)現場により多くの制服警官を」と表明した。