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共同通信
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共産党は8日の第3回中央委員会総会で、暴力的な革命を排除していないとの誤解を避けるため、過去使用していた「敵の出方論」と呼ばれる表現を今後は使わないと決めた。志位和夫委員長は「非平和的方針を取るかのような悪宣伝に使われる」と説明した。
志位氏は総会で2004年の党綱領改定後、この表現は使わないようにしていたと強調。14日には「敵の出方論を悪用している」と、政府を批判する談話も発表した。
公安調査庁のホームページなどによると、「敵の出方論」とは過去の共産党内で使われていた理論で、革命の形態が平和的になるか、非平和的になるかは敵の出方によるという考え方。