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コスメから「美白」が消える?
人種差別反対運動に対応

昨年、人種差別に反対する抗議デモが世界に拡大したことを受け「美白」という表現の使用を見直す企業が化粧品業界で増えている。ウォール・ストリート・ジャーナルが11日、報じた。
英国のユニリーバは、日本で販売しているスキンケアブランド「ポンズ」に、色白の方が良いと示唆するような言葉「美白」と「ホワイト」を使用しないことを明らかにした。同社は昨年、南アジアに焦点を当てた最も人気のあるブランド「フェア(色白)&ラブリー」の名称を「グロー(輝き)&ラブリー」に変更した。
一方、ジョンソン&ジョンソンや、ロレアル傘下のランコムは「消費者が『美白』という言葉を『肌を白くする』という意味に解釈するとは思わない」として、この表現を使い続けると主張。日本の「ドクター・シーラボ」は「皮膚科医により設立されたブランドとして、肌の色むらやくすみ対策のために美白シリーズを生み出した」と美白製品の販売を続ける意向だ。
花王は日本向け製品を含め、今後数年間に「美白」の文字を段階的に廃止する方針。コーセーは、欧米で販売する製品の「白くする」という言葉を「明るくする」に置き換えた。ただ、日本向け製品には「美白」を使い続ける。資生堂も同様に、欧米では「白」の使用を中止する計画だが、アジアでは「美白」の使用を継続する。
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