「ホテル・ルワンダ」英雄に有罪

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共同通信
20年9月、裁判に出廷するポール・ルセサバギナ被告(中央)=キガリ(AP=共同)

 【ナイロビ共同】ルワンダの裁判所は20日、テロ組織に加わったなどとして訴追された元ホテル支配人ポール・ルセサバギナ被告(67)に有罪判決を言い渡した。AP通信などが伝えた。量刑は不明。被告は1994年の大虐殺を扱った映画「ホテル・ルワンダ」でホテルに避難者をかくまう英雄として描かれた。

 ルワンダ政府は、2018年に市民が死傷した事件の実行グループに被告が関与したとして非難。検察側は終身刑を求刑した。被告側は訴追内容を否認していた。

 被告は強権的なカガメ大統領を公然と批判してきたことでも知られる。国外にいたが、捜査当局が昨年8月に逮捕を発表した。