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「見かけたら駆除して」
一見美しいランタンフライ

侵略的外来種の害虫、斑点のあるランタンフライがニューヨーク市内でも繁殖して問題になっている。専門家は「見かけたら駆除してほしい」と訴えている。19日、ニューヨーク・タイムズが伝えた。
アジアから7年前に米国に入ってきたランタンフライは、ニューヨーク市内でも昨年から見かけるようになった。灰色の羽に黒い斑点があり、その下には明るい赤色の羽もあって一見美しい。しかし、70種類の木の樹液を貪る危険な外来種。木は弱り、枯れることもある。果樹園や環境保護の大敵だ。短距離なら飛んだりはねたりすることができる。 繁殖力は旺盛。ブルックリン植物園の園芸責任者、ロニット・ベンデビット=バルさんは「野球帽や車の後ろに張り付いて移動する。布や建築物など何にでも卵を産み付ける」と説明する。天敵もいない。
深刻に受け止めたペンシルバニア州ではランタンフライを「故意に」移動させた住民に罰金を課すなどして分布拡大防止に躍起になっている。特にぶどうを好むため、ニューヨーク州農務局はフィンガーレイクスやロングアイランドのワイナリーで被害が出ることを懸念。ランタンフライを捕獲し、アルコールやハンドサニタイザーに漬けるなどして情報を提供してほしいと呼びかけている。詳しくは同局ホームページ(https://agriculture.ny.gov/spottedlanternfly)を。
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