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共同通信
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【ジュネーブ共同】国連のオレラナ特別報告者(有害物質と人権担当)は21日の国連人権理事会の会合で、東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する方針について「汚染の可能性がある水を太平洋に放出するという決定は、時期尚早だ」と述べ、日本側に慎重な対応を求めた。
オレラナ氏は、海洋放出を巡り「独立した形での環境影響評価(アセスメント)がなされていない」と指摘。アセスは「危険性を詳細に明らかにし、代替策の検討にもつながる。人権を守るための重要な手段だ」として、実施を求めた。