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共同通信
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【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は22日、米国債などを大量に購入している量的金融緩和の段階的縮小を11月にも開始する見通しを示した。来年半ばまでに縮小を完了させる方向。事実上のゼロ金利の解除時期も、従来の2023年中から来年に前倒しする可能性を示した。
新型コロナウイルス禍からの景気回復を受け、危機対応からの脱却を図る。金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)で今回は現行政策の継続を決めた。回復の足取りが鈍い日本では大規模緩和の出口が見えず、対照的だ。