Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米国務省のプライス報道官は23日、カリブ海の島国ハイチ担当のダニエル・フット特使が辞任したと明らかにした。フット氏は辞表で、バイデン政権がハイチ移民ら数千人の本国送還を決めたのは「非人道的だ」と批判。自身の反対意見は却下されたとしており、抗議の辞任となった。
マヨルカス国土安全保障長官は南部テキサス州のメキシコ国境地帯に殺到するハイチなどからの不法移民を「追い返す」と警告していた。7月に特使に任命されたフット氏はブリンケン国務長官に宛てた辞表で、ハイチへの送還を逆効果だと指摘した。