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トランプ氏、姪とNYタイムズを提訴
納税記録流出、109億円の損害賠償

ニューヨーク・タイムズ(NYT)は22日、トランプ前大統領の納税記録が流出したことを巡り、自らの納税記録を共謀して入手したとして、トランプ氏が姪のメアリー・トランプ氏と同紙記者3人を相手取り、1億ドル(約109億円)以上の損害賠償を求める訴えを起こしたことを明らかにした。提訴は21日付け。
訴状では、NYTの記者が納税記録を入手するために、メアリー氏を執拗に探し出した上「弁護士事務所から記録を持ち出して引き渡すよう」説得したと主張。機密の税務記録を不正に入手し、ニュース記事や書籍に利用したとしている。今回の訴訟について、トランプ氏側はコメントしていない。
NYTは21日に出した声明で「トランプ氏の税金に関する報道は、公共の関心が極めて高いテーマだ。それを綿密に報道することで、国民に情報を提供するのに役立った」と強調。同時に「この訴訟は、独立した報道機関を黙らせようとするものだ」として、報道機関としての立場を守り、訴訟で戦っていくとの意向を示した。
トランプ氏の納税記録に関する一連の調査報道で、NYTの記者3人は2019年のピューリッツァー賞を受賞した。トランプ氏は2016年の大統領選で、過去の大統領候補が少なくとも40年間行ってきた「納税申告書の公開」を約束したものの、大統領就任後も一貫して公開を拒否し続けてきた。
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