Published by
共同通信
共同通信
千葉県松戸市で2017年に殺害されたベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=の両親が、殺人罪などで無期懲役とされ上告中の元小学校保護者会長渋谷恭正被告(50)に、損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、請求通り計約7千万円の支払いを命じた。
桃崎剛裁判長は、刑事裁判と同じく被告による犯行と認定した上で「9歳という若さで生命を絶たれた無念さは察するに余りある」と指摘。両親について「成長を楽しみにし、温かく見守ってきた精神的苦痛は計り知れない」と述べた。