州の医療従事者ワクチン義務化が発効
市の公立校教職員の義務化は一時差止
ニューヨーク州の医療従事者に対するコロナワクチンの義務化が27日発効した。同日、CNNが報じた。
州の集計では22日現在、84%の病院関係者がワクチンを完全接種している。しかし、実情は病院によってまちまち。マウントサイナイ病院やニューヨーク・プレスビテリアン病院は100%だが、ニューヨーク市内の公立病院(HHC)は100%に達しておらず、未接種の職員は無給の休職扱いになるという。ホークル知事は職員不足に陥る場合は緊急事態宣言を発令し、他州の免許を持つ医師などを採用する意向。
州は宗教上の理由も認めておらず訴訟が起こっており、連邦裁判所が28日に公聴会を開く予定にしている。
ニューヨーク市は公立校の教職員に対し27日までに少なくとも1回ワクチンを接種するよう求めていた。市教育局(DOE)によると23日時点では教職員の87%しか接種が完了しておらず、1万人程度が未接種のため、28日からの学校運営が懸念されていた。24日、連邦控訴裁判所が義務化を29日まで延期する一時差止を決定。前日には地方裁判所が一時差止の求めを棄却している。DOE広報官は「事実が明白になれば、義務化が認められるはずだ。義務化は感染対策として、生徒や教職員が当然受けうるべきレベルのもの」との見解を示している。
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