寒波と大雪で「寒さに凍える冬」か オールド・ファーマーズ・アルマナックが予想

 

 

寒波と大雪で「寒さに凍える冬」か

オールド・ファーマーズ・アルマナックが予想

 

2021年2月、フラットアイアン地区で撮影(本紙)

 

 オールド・ファーマーズ・アルマナックによると、この冬、ニューヨーク市は寒波と大雪に見舞われ、「寒さに凍える季節」になるようだ。27日、タイムアウトが報じた。

 同アルマナックは1792年に創刊。80%の確率で天候を当てる。これまで230年間に、吹雪や暖冬など、さまざまな冬を予想。農民や市民が何を準備したらよいかの指針となってきた。黒点などの太陽の動き、大気などの環境や気象現象を考察。歴史的パターンを加味して最終的な予報に至る。それによるとニューヨーク市はこの冬「寒くて雪が多い」ようだ。

 編集に当たったジャニス・スティルマンさんは「近年になく長くて寒い冬になる」と話している。

 この冬の予想は太陽の動きが強く影響を与えている。太陽は「サイクル25」という周期の初期段階にあり活動が非常に鈍い。歴史的に、地球は冷え込むことになるという。加えてペルー沖の海水温度を上げるエルニーニョ現象も弱い。大西洋数十年規模振動(AMO)は依然、暖状態にあるものの、北大西洋振動(NAO)指数は中立から正状態。太平洋十年規模振動(PDO)は暖サイクルの初期にある。気候変動の真っただ中にいるニューヨーカー。この冬は相当着込んで寒さに耐える覚悟が必要なようだ。

 詳しくは、https://www.almanac.com/winter-extended-forecast-farmers-almanacを参照。

 

オールド・ファーマーズ・アルマナック2022年版の表紙


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