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共同通信
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【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は29日、首都平壌で開かれた国会に当たる最高人民会議で施政演説を行い、8月の米韓合同軍事演習に反発して遮断した南北間の通信を10月に再開する意向を表明した。バイデン米政権に対しては「われわれへの軍事的な威嚇と敵視政策は少しも変わらない」と批判した。朝鮮中央通信が30日伝えた。米韓の離間を図る狙いもありそうだ。
一方、最高人民会議は国家の重要政策を決定する国務委員会の委員に、金正恩氏の妹の金与正党副部長を選出した。副委員長に金徳訓首相が、金正恩氏の最側近の趙甬元党書記も委員に就任した。