「アラジン」でコロナ陽性反応者
再開翌日に公演中止
ブロードウェイの人気ミュージカル「アラジン」でコロナ陽性反応者が出たことから29日、公演が中止になった。30日、CNNが伝えた。
ブロードウェイミュージカルはコロナ禍で昨年3月に公演が中止となり、今月になってやっと再び幕が開き始めたところ。ニューアムステルダム劇場のアラジンも28日に再開したばかりだった。ツイッター上のアラジンのアカウントには「コロナ検査を頻繁に行ってきたが、ブレークスルーのケースが発生してしまった」との説明が投稿された。「陽性反応を示したメンバーが回復するまで支援を続ける」とも記載されている。
米疾病予防センター(CDC)によると、ワクチンを完全接種して少なくとも14日経過した後に陽性反応を示した場合をブレークスルー感染と呼ぶ。通常、症状は軽く、無症状の場合もある。
ブロードウェイには劇場が41軒。9万7000人を雇用する一大産業だ。業界団体ブロードウェイリーグの規則で、観客だけでなく出演者および関係者にもワクチン接種が義務付けられている。12歳未満や宗教的な理由で未接種の観客は、入場時に陰性証明書が必要になる。劇場内では観客にマスク着用も求めている。今回のアラジンは、再開後に公演が中止になった初めてのケース。
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