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共同通信
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【ワシントン共同】米商務省が1日発表した8月の個人所得・消費統計によると、個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より4.3%上がり、上昇率は1991年1月以来、30年7カ月ぶりの大きさとなった。新型コロナウイルス禍からの経済活動再開で需要が急増しているのに対し、供給面が制約されているのが物価の押し上げ要因となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が目指している2%超を引き続き大きく上回った。大きな伸びが続けば、大規模な金融緩和策の縮小ペースが速まる可能性がある。
変動の激しい食品とエネルギーを除いたPCEコア物価指数は3.6%上昇した。