ジョージ・フロイド像にペンキ
ヘイトクライムの疑いで捜査
マンハッタンのユニオンスクエアに設置された高さ10フィートのジョージ・フロイド像に3日、灰色のペンキがかけられるという事件が起こった。4日付ゴッサミストが報じた。
この像は、3日前に設置されたばかり。ミネソタ州で白人警官に殺害されたフロイドさんの他、ケンタッキー州で警官に射殺されたブリオナ・テイラーさん、公民権運動の先駆者、故ジョン・ルイス下院議員の像もある。活動家団体「コンフロント・アート」がアーティストのクリス・カーナブチさんに依頼して制作した。
近くの防犯カメラには午前10時頃、男が容器で何かを混ぜ、スケートボードに乗ってフロイド像にペンキをかけて過ぎ去る様子が映っている。ニューヨーク市警察(NYPD)はこの映像を公開。ヘイトクライム特捜部隊が捜査を開始した。シェイ本部長もツイッターに「ニューヨーク市ではヘイトクライムは絶対に見逃さない」と投稿。情報提供を求めている。
フロイド像は活動家などがペンキを拭き取る作業を始めた。通りがかりの市民は「これが黒人の我々が毎日体験していること」「我々が住む国を象徴している。人種差別、憎しみと無知がごった煮だ」などと話していた。像の設置は10月30日まで。その後各地を巡回し、競売にかけられるという。
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