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メーカー、高価格帯の製品優先
サプライチェーン危機、低価格帯が品薄

世界的なサプライチェーン危機で、製造・輸送コストが増大し、ワールプールやGM、ウェーバーなどのメーカーが高価格帯の製品を優先する流れが強まっている。アナリストや小売業者は、低価格帯が品薄になっていると指摘する。ウォール・ストリート・ジャーナルが4日、伝えた。
原因は、新型コロナウイルスの感染拡大だ。サプライチェーンのボトルネックが顕著になり、輸送費や原材料費が全世界で高騰。部品の供給が不足しており、限られた部品を利益率の高い製品に振り分けることを余儀なくされている。トイレットペーパーからテレビまで様々なメーカーが、価格引き上げのほか、品揃え縮小、小売店への購入制限などに踏み切っている。
グリル製造のウェーバーは、低価格帯の商品は中国で製造する一方、高価格帯の製品の大半は米国で製造している。中国国内の港湾状況悪化で、商品の出荷が遅れており、中国で製造された安い製品は、米国内で製造する商品よりも入手しにくいという。GMなど自動車メーカーは、半導体不足で在庫不足に直面。高性能の自動車生産にシフトし、人気がなく収益性の低いモデルを犠牲にしている。
アナリストは、米国内で来年まで続くと予想されるインフレ率の上昇の影響も指摘。これらを踏まえ、8月の米国消費者物価指数は、無調整ベースの前年同月比で5.3%上昇した。
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