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共同通信
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【ソウル共同】性別適合手術後に女性として韓国軍での服務続行を望んだが、手術を理由に除隊させられたのは不当だとして当時20代の下士官だったピョン・ヒスさんが陸軍に処分の取り消しを求めた訴訟で、中部の大田地裁は7日、「処分は違法」として原告勝訴の判決を言い渡した。
ピョンさんは提訴後の今年3月に自殺。遺族が訴訟を引き継いでいた。
韓国メディアによると、ピョンさんは陸軍の戦車部隊に所属していた19年11月、タイで性別適合手術を受け、裁判所で性別変更の手続きも行った。しかし、軍は男性器を失ったことなどが「心身障害」に当たるとして、20年1月に除隊処分を決定した。