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共同通信
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深夜の首都圏を襲った震度5強の揺れで運転を見合わせる鉄道路線が相次ぎ、各地でタクシー待ちの長い行列ができた。諦めて歩きだす人や駅で夜を明かした人もいた。8日になっても影響は続き、利用者たちは不便を強いられた。
「夜が明けたら仕事なのに、いつ帰れるんだろう」。8日午前2時ごろ、JR新橋駅で横浜市の男性会社員(24)は、ため息交じりにつぶやいた。やっと駅にたどり着いたが、自宅最寄り駅までの電車の運転は終了。タクシー乗り場には既に40人ほどの行列ができていた。勤務先が新横浜駅近くにあるという埼玉県蕨市の男性会社員(28)は、横浜駅で一夜を過ごした。