南北の不安定化増すと金正恩氏

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共同通信
兵器展示会を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=11日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は11日に平壌での兵器展示会で行った演説で、北朝鮮を取り巻く軍事的な危険性は「3年前と違う」と述べ、南北首脳会談が3回行われた2018年と比べ不安定さが増したと強調した。南北会談を政治的成果だと誇る韓国の文在寅大統領に対し、成果は水泡に帰したとけん制する意味合いがある。

 南北は通信を今月4日に再開し、韓国は対話再開を求めている。金正恩氏は韓国が米国と共に北朝鮮を敵視することが緊張を激化させているとし、南北関係の安定を望むなら態度を変えよと求めた。

 国営朝鮮中央テレビは12日夜、金正恩氏の演説などを放映した。