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共同通信
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【ワシントン共同】米議会下院は12日、連邦政府の借入限度額を定めた債務上限を拡大し、12月3日まで政府資金を確保する法案を賛成多数で可決した。バイデン大統領の署名を経て発効する。資金が枯渇し、米国債がデフォルト(債務不履行)に陥る危機は、当面は回避した。
野党共和党は債務上限の本格的な引き上げや凍結には協力しない構え。与党民主党は今回の措置が切れる12月以降について、引き続き共和党と協議する。
与野党は今月7日、債務上限を現行の28兆4千億ドル(約3200兆円)から4800億ドル引き上げることで合意。上院で同日、法案を可決した。