東南アの民主主義「後退」と警鐘

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共同通信
14日、共同通信の取材にオンラインで応じるマリア・レッサ氏=マニラ(共同)

 【マニラ共同】今年のノーベル平和賞受賞が決まったフィリピンの女性ジャーナリスト、マリア・レッサ氏(58)は14日、共同通信のオンライン取材に応じた。国軍によるクーデターが起きたミャンマーなどを挙げ「東南アジアで民主主義や報道の自由が後退している」と警鐘を鳴らした。

 レッサ氏はニュースサイト「ラップラー」を率い、強権的な政策を進めるフィリピンのドゥテルテ大統領に批判的な報道を続けてきた。国内での取材活動で自身に約10件の逮捕状が出されたとして、「誰もが包囲されていると感じている」と政権による監視や圧力があると訴えた。