Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】バイデン米大統領は14日、連邦政府の借入限度額を定めた債務上限を拡大し、12月3日まで政府資金を確保する法案に署名した。同法は発効し、資金が枯渇して米国債がデフォルト(債務不履行)に陥る危機を当面、回避した。
法律では、債務上限を現行の28兆4千億ドル(約3200兆円)から4800億ドル引き上げる。議会の上下両院が12日までに可決していた。
債務上限を巡っては、トランプ前政権下で2年間の適用停止を超党派で実施した。期限が切れたため今年8月に復活。米財務省は、上限引き上げなどをしなければ10月18日にも資金が枯渇する恐れがあるとしていた。